2017年2月18日土曜日

薪ストーブは使わないでください

2月も半分過ぎましたが小屋へ上がっていただいたお客様からの情報で、雪が大変すくない様子です。雲取山荘さんも15cmくらいとか。これだけ少ないと雪を溶かして飲料水の確保をするのも大変です。ただこの先、どうなるかはわかりませんので細心の注意をしてください。
①小屋のお客様の話で、冬季解放中の小屋の土間に設置してある薪ストーブを使おうとしていた方がおいでになったようです。管理者のいない小屋の中での火気使用は控てください。薪ストーブは絶対に使わないでください。丸太でできた小屋は冬季は特に乾燥しきっています。火気厳禁でお願いいたします。一人のお客さまの行為であっても、「この先の冬季開放をどうするか」検討せざるを得ないような事態に追い込まないでください。何かあってからでは遅いので、本当によろしくお願いします。今後も冬季開放を続けていくためにも、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
②埼玉県側から雁坂へ上がる時に車利用の方が使われることがある黒文字橋から雁道場へ抜ける道。ここは東京大学秩父演習林の作業道として作られています。今月、林道入り口に新しく看板が設置されました。以前(2016年10月24日)にもブログでお知らせいたしましたが、近年バリエーションルートという形で作業道などを歩く方が増えてきたため、このような看板の設置になったようです。秩父演習林のHPもどうぞご覧ください。「利用」の部分、登山目的での秩父演習林の通行についてに詳しいことがあります。参考にしてください。http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/chichibu/index.php
③2月18日(土)に「後藤さんを偲ぶ会」がご自宅で行われました。
この日はちょうど49日にあたり、ともに山行をしてきた仲間が集まって思い出を語り合いました。ブログの担当者は、「みなさん原稿まだ間に合いますよ」とお願いもしてきました。
「原稿の事まだ知らなかった」という方もおられました。1月18日の記事をご覧になってぜひ原稿を寄せてくださいませ。みなさーん、こちらもよろしくお願いいたします。
④埼玉県の防災ヘリ山岳救助「有料化」の条例改正案が、20日開会の県議会2月定例会に提出されるようです。1回の出動で使うヘリの燃料代相当として5万円程度の手数料徴収をするというものです。これは市町村派遣の消防レスキュー隊員が乗りこむヘリで、警察官の乗る県警のヘリ(ブルーの機体)がパトカーだとすると消防自動車、救急車、消防工作車などに該当する物なのでしょうか。今回、県警ヘリは対象にはならないようです。無謀な登山の減少につなげたいという目的との事。可決されると全国初です。

2017年2月9日木曜日

雪は???

 5日、川又では雨でしたが1800mより上が白くなっているのが確認できました。雲取山荘さんのHPを見ると5cmくらい降り、現在の積雪は13cmとの事です。
今日(9日)からまた雪が降るという情報が出ていて、我が家の辺りも朝方はチラチラ降っていました。
奥秩父の山は日中も気温が上がらず真冬日が続いています。山へ上がる方はくれぐれも気を付けて楽しんでください。
 それから私事ですが、ガラ携帯(普通の携帯)からスマホにかわりました。沢山の方にブログを見てもらっていますが、スマホではどのように見えているのか知りませんでした。PCの画面と同じものがそのまま小さくなっているのかと想像していました。それをピュワっと拡大して見るのかと。設定の文字サイズにもよるのでしょうが、思っていたよりもはっきりわかること確認できました。ただ、「字が多い」という印象も持ちました。それから「ウェブ バージョンを表示」をクリックすると全体像が見られることもわかりました。自分でお金を払ったものなのに、機械に翻弄されているのは困ったものですが。
今の時期、なかなかネタがない時ですが、いろいろ探して書いていきますので、また感想なども寄せてください。
*お願いしています原稿、何人かの方からブログあてに送っていただきました。昔の小説家がホテルや旅館に缶詰めになって書くという話は聞きましたが、そこまでしないで、思い出を書いてくださいませ。お願いいたします。

2017年1月30日月曜日

ながい1月

小屋にいるとき、お客様から「イシさん」とか「イシちゃん」」と呼ばれている私は、今度の誕生日が来ると64歳になります。この年になると時間の過ぎるのが実に早いのです。あっという間に時が過ぎていくのですが、この1月はまだ1月です。ことのほか長く感じています。
さて、この時期の小屋や峠の様子は、同じくらいの標高にある雲取山荘さんのホームページhttp://kumotorisansou.com/の最新情報を参考にしてください。毎週火曜日の気温や積雪状況など知らせてくれています。
また、アメダスの秩父の観測記録で、気温・降水量・積雪量・気圧状況など知ることができますので、こちらも参考にしてください。
    あなたの知っている後藤さんのことを教えてください   
前回皆様にお願いした原稿を私も書き始めました。書いてみて感じていることがあります。最初にも書きましたが、小屋にいるとき「イシさん」とは呼ばれていますが、ハンドルネームの「isisan」ではないのです。お客さまとのやり取りを文字で表わそうとすると「isisan」ではなく「イシさん」でないと、何かしっくりこない。耳で聞くことばと目で読むことばの違いです。
 お客様も後藤さんとのことをあれこれ思い返しながら書いていて、同じように感じている方がいるのでは。原稿は印刷してご家族に見ていただくのと、小屋へ置いて見てもらいますが、ネットで公開などはしません。皆様の判断で「isisan」ではなく「イシさん」で、あるいは「Iさん」ではなく「イシさん」で大丈夫でしたら、そのように表現してください。よろしくお願いいたします。それから後藤さんのご自宅へお邪魔したとき、「ヤマレコで皆さんが使っているので、私もラ〇〇と呼んでいます」とおっしゃっていました。「ラ〇〇さん」の方が書きやすければこれも許していただけると思います。あなたがふだん呼びかけている形が、いちばん無理なく伝わります。

2017年1月18日水曜日

最強寒波の中で


 この冬最強の寒波がまだ居座っていて寒いです。さらに金曜日は雪かもしれないとか。山行を予定の方はくれぐれも気を付けてください。
14,15の土日にmasatさんが小屋へ上がり小屋入口や道標に注意喚起の案内を付けて頂きました。
寒さは15日の朝、宿泊棟入り口の温度計で-18℃まで下がったそうです。雪は道の駅みとみから雁坂峠までは、有ってもくるぶし程度。沢の周辺は凍結が進んでいます。峠近くのルート記号の木はまだくぐって歩ける状態でした。峠から小屋までは深いところは脛程度。夏道を普通に通れるようです。トレースに関しては小屋へは峠からのみ。他のルートは鹿以外は利用して無い感じです。とのことです。詳しくはmasatさんのヤマレコをご覧ください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1048186.html

先週は、後藤さんの通夜と告別式が行われました。
お通夜と告別式までは、まだどこか現実とは離れた感覚がずっと続いていて、時間が過ぎました。今回初めて後藤さんの仕事のことを知りました。ご家族ともお目にかかりました。公務員という事と、現在は自転車で自宅から通えるのでゆっくりできるとも話しておりましたが、それ以上のことはうかがっていませんでした。私にはよくわかりませんが、組織や仕事の質を考えると、ストレスの多い仕事だっただろうと思います。でも小屋にいるときの後藤さんはそれを全く感じさせることなく、私どもに接してくれていました。メガネの奥のやさしい眼差しと柔らかい声は、ご家庭でのやさしい夫であり父親である後藤さんの様子とも重なりました。
  
 後藤さんとのお付き合いは小屋にいるときでした。街でお会いしても「山の人」の延長でした。後藤さんの事をいつまでも忘れずにいることが私ができる事であり、それがご供養になるのだと山の若い方から教わりました。

そこで皆様にお願いがあります。
      あなたの知っている後藤さんのことを教えてください   
 ご家族にとっては夫であり父親であるときの姿。職場では上司であり部下であり同僚としての後藤さんがいました。山に入ると、小屋に居ると、また違う後藤さんがいたと思います。「山の人」の後藤さんのことを皆さんに教えて頂き、まとめてご家族に見てもらおうと考えています。このことはご家族にも了解していただいてあります。

・原稿の形式や量は問いません。
・字体や行数・文字サイズなどは編集いたします。
・写真は800pixelsくらいのサイズで添付してください。大きいままでもこちらでサイズを小さく致します。
・送ってもらった原稿をまとめて編集、印刷してご家族にお渡しいたします。
・小屋へおいでの時にも、皆さんに見てもらえるよう置いておきます。
・ネット上での公開などは考えていません。
・文中の個人名や肩書などは出来るだけイニシャルやハンドルネームなどで表現してください。
・原稿の最後にお名前・連絡先(メールアドレス等)を書いてください。個人情報の扱いには十分注意します。顔もハンドルネームもよく知っているけれど、後藤さんの下の名前の読み方を今回初めて知ったというほどずぼらな小屋番です。この辺の配慮をよろしくお願いいたします。
・原稿はブログのアドレス宛にお送りください。karisakakoya@gmail.com
・一応の締め切りは2月15日頃にいたします。
・雁坂以外の場所で後藤さんに出会っている方も、どうぞその時の様子を教えてください。たまたま雁坂へ来たお客様が【逢いましょう】の後藤さんの名札を指差して「この方とは会ったことがあります」と言われたことが何度かあります。後藤さんとの出会いはほかの山域でもたくさんあると考えます。ヤマレコでの後藤さんのマーク?アイコン?や、ハンドルネームを表記してはいませんが、多くの方々の目にこのお願いが留まることを願うばかりです。

*元日、ブロブを書くか、どこまでの範囲で書くかを悩みました。書いては消しを繰り返しました。
初めの「お客様」から「後藤さん」と、名前を出す時も悩みました。報道機関から名前も職業も年齢も住所の一部をも載せた記事が流れたので、ブログもその範囲で書くことにしました。
*ヤマレコに大晦日から元日の様子を書いてくれたお客さまも、同じように考え悩んだ末の事と思います。事故が起こるまではいつもの楽しい時間が流れていた。私はそれを知ることができたことを感謝しています。
*いろいろな考え方、感じ方があって、もしかしたら不快に思っている方もいるかもしれません。その方にはお詫びをいたします。
*ブログあてにもたくさんの方からお悔やみや励ましのメールをいただきました。ありがとうございました。
*雁坂小屋の今年最初のお客様としてお迎えしたかもしれなかったもう一人の方の事も心に残っています。
*最後になりましたが、埼玉県警山岳救助隊、秩父警察署、埼玉県防災航空隊、秩父環境事務所、秩父市役所、大滝支所、さいたま森林管理事務所、東京大学秩父演習林の皆様には、今回大変にお世話になりました。ありがとうございました。

2017年1月8日日曜日

1週間が過ぎ


突然の出来事。
 雁坂小屋にとって後藤さんは大事な大切なお客さまであり、山の仲間であり、スタッフのような存在でした。
ヤマレコの記録によると、初めて雁坂へおいでになったのが2013年7月。
その後、後藤さんのヤマレコを見て多くの方々がコメントを書きこみ、雁坂での交流が広がっていきました。
「ネット上ではハンドルネームなど知っているけど、直接会ったことがない。もしかしたら他で出会っているかもしれない。みんなで逢ってみたい」と、日時を決め、それぞれが自由なコースで雁坂へ上がって来る「集い」が始まることになりました。年2回のぺースで「雁坂で逢いましょう」が行われました。中心にはいつも後藤さんがいてくれました。昨年は小屋あけ前から登ってきて道の点検をし、「逢いましょう」メンバーによる荷揚げをしてくれました。その時背負い上げた青ペンキの一斗缶はまだ小屋にそのまま残ってます。
「この間のブログ、読んでいて涙が出たよ」と何度か言われたこともあります。山小屋の仕事を興味深くいつも見ていました。限られた条件や環境の中で、どんなことを、どのようにしているのか。仕事の何が大変なことなのか。逆に小屋番が嬉しいのはどんなことなのか。その仕事が自分を含めた山に来る人にとってどんな意味や恩恵があるのか。などのことをやさしい眼差しで探っていたように思います。同じ立場で、目線で見て感じてくれる方でした。そういう人が居てくれることは、小屋番にとって、ありがたく嬉しいことでした。自分にもできることは何かといつも考えていたようです。今回の事故の時も、雁坂小屋にかかわっている者としての気持ちから、すぐ現場に向かったのだろうと思っています。慎重な彼だからアイゼンなどの装備も付けていたのですが。
先日、ご自宅で会ってきました。3年間、濃く深くお付き合いしてもらったのに、こんな形でのお別れは悔しくてなりません。
 20回目となった雁坂越年登山の記録、まだヤマレコにはアップされていません。
年明け早々に各行政機関にも動いていただき、雁坂への登山口に注意喚起の案内を付けました。
これから本格的に冷え込み、雪も降ります。凍った上に雪が付き氷と地面との境が見分けがつきにくくなります。突出コースはダルマ坂から小屋にかけての間が雪が積もると厳しい区間になります。暖かくなるまでは通行は控えてくださいませ。
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【連絡先】 〒369-1901 秩父市大滝3423 山中 五郎
  電話・FAX 0494-55-0456  メール karisakakoya@gmail.com
*スマホなどのお客様は「ウェブバージョンを表示」をクリックして全体像をご覧ください。