2017年4月17日月曜日

雪の下の春の水・・・

この週末は夏日になり、日の出の頃でもプラス1℃。暖かい。日中は10℃まで上がり、諸々の作業をするには助かりました。ベットの畳・寝具を外してほこりを払い、拭き掃除。大鍋に山盛りの雪をストーブに載せて作った水も直に黒くなり、何度も溶かしました。
積雪状況は山梨側は峠まではほとんど無し。ただ峠と小屋の間はまだたっぷり。ひざや腿まで潜る場所も。ここはまだしばらく残ります。黒岩コースは残り400mから雪が残り、所々でズボッ。でも暖かさと雨でまもなく溶けそうです。アイゼンはまだ必要ですが。
たっぷり残っているのが突出コース。3月末に降った雪の上に、4月11日の雪が積もり沢筋では雪崩が発生した跡がいくつも。水タンクまで道を付けに行きましたが油断すると膝、腿、腰まで潜ることも。タンクの辺りは両側から落ちてきた雪崩が合わさり積もっています。いつもは急な沢の斜面がのっぺりと感じられるほど、雪が集まってきています。上を見て、安全を確認し写真だけ撮って引き上げました。夏なら片道15分の道が、3人がかりで片道1時間半もかかりました。残念ながら今回はここからは水が引けませんでした。突出コースはこの先トレースはありません。このルートはしばらくは使わないでください。
昔から使っている小屋に近い沢。ここも雪の斜面。誘導ロープで安全確保し半ドラムを掘り出す。岩の間に、岩と雪の隙間に春風を送り込みました。初めの一滴が次の水を呼び、集まって染み出てきます。今度の土日にはここから水が呼べるでしょう。作業がおわればまたお酒が美味しい。
【ありがとうございました】
*冬季開放中も沢山の方に利用していただきました。小屋やトイレが、一冬過ぎても奇麗な状態で保たれていました。「今後も冬季開放を続けるためにも・・・」という小屋側とお客様の‶思い・願い”とが通じている事が伝わってきて嬉しかったです。皆さん、ありがとうございました。
【ちょこっとお知らせ】
*この春から「秩父錦」「いいちこ」「黒霧島」のカップタイプを販売いたします。
*小屋の脇のシャクナゲは春の近さを感じさせる様子です。
*今年度の営業は4月29日からです。
*登山・宿泊を予定の方は必ず連絡をお願いいたします。(電話0494-55-0456 山中まで)