ページビューの合計

2015年7月29日水曜日

朋(友)あり遠方より来たる

夏ですね・・・
峠から
雁坂小屋の天然エアコン、ここ数日は効きが悪くなっています。日中26℃、明け方でも19℃と、なかなか冷えない。とは言っても小屋から降りてブログを書いている熊谷のおとなり、東松山は話にならないとんでもない暑さ。やはり山は涼しいですよ。
 今週は「朋(友)あり、遠方より来るの雁坂小屋でした。初めは京都・大阪からおいでのお客様。会長さんとお嬢様?お二人。秩父のおなじみさんやテントのお客様も加わって、「また楽しからずや」の時間は外のテーブルで。日の長い時期、暮れていく尾根と、赤く染まる雲を眺めながら、京言葉は耳に心地よくひびき、至福の一杯。二杯、三杯・・・・・。幸せな時が長く続きます。
 翌日、またまた秩父からお馴染みさんが登ってきてくれました。暑いさなか、雪の頃の話に。ブログへ雪の雁坂の写真を提供してもらい、春には福島に異動された人の話をしていると、なんと何とひょっこり「ご無沙汰していました」と顔を出したのはそのご本人。この時間に。この場所で。いま話していたばかりなのに。何で福島に行った人が????あまりのタイミングに、本当に驚きました。200kmの道を車を走らせ、わざわざ雁坂へ来てもらって。こんな凄いことはめったに無い。ありがとうございます。そしてまた福島に戻って行かれました。ただただ感謝です。お馴染みさんも福島からのお客様も、雁坂へくることを目的に汗をかいて登ってくれて。こんなに嬉しいことはありません。
ガスでハートが見えなかったお客様
「雁坂でハートを見ると・・」の雁坂伝
説ができましたら知らせてください
早くもヤナギランが咲きました
そして月曜は愛知・岐阜・長野からのお客様。ゴローさんも一緒に「また楽しからずや」。お仲間で都合で下山した埼玉の方のラスクも頂戴して話が弾み、お酒が弾みます。気がつくと流動食の夕飯になってしまった。いけねー。流動食は看護師さんにきつく止められているんだ。もう遅い。確信犯。
 「山が好き」と言う共通点で皆さんとつながり、出会えたことの縁を感じながら楽しいときを過ごさせていただきました。本当に遠くから皆さんありがとうございました。
*メールで突出コースの情報を寄せていただいたI、ありがとうございました。本当に助かりました。
*いまのじき日は長いですが、小屋には遅くても18時くらいまでには到着するよう計画を立て行動をしてくださいませ。ご予約をいただき連絡が無いまま暗くなってきますと小屋番としては大変に心配ですので。お願いいたします。

2015年7月21日火曜日

台風・梅雨明け・暑い熱い雁坂

朝、窓の向こうに谷川や尾瀬が
梅雨明け前、台風の残り
土曜日に分水嶺トレイルが有るので金曜に上がりました。今回は増水を警戒し黒岩コースを。前半は激しい雨。背負子を下ろし、まるまるようにして朝・昼飯を抱えて食べても直ぐにびちゃびちゃになる飯。木々の間から降る雨粒が大きくて良く見える。途中から雨が止み風になる。水晶谷の谷底らか強烈に吹き上げてくる。雨具のズボンが激しくはためく。濡れた衣類が体が一気に冷える。巨木が目の前でユッサかユッサと揺れる。『ギギュー』と木々の擦れ合う音が頭上で不気味に響く。枯れたまま引っかかっていた枝が落ちてくる。下から突き上げる風で桟道渡りは危うく豆焼き谷側に吹き落されそうに。午後にはゴローさんも小屋へ。風は翌日の午後まで吹き続けていた。でも台風のお陰で水の心配はとりあえずなくなった。
朝焼けの雲と奥に小さく見える雲取山
ランプに変わると『終電のない居酒屋』
土曜は恒例の『食飲研修』でテントのお客様と熱い夜に。その後トレランのお客さまの対応も。にぎやかで忙しい熱い夜になった。日曜、日の出の頃には両神山の向こうに尾瀬や日光の山もチラチラ見え隠れ。赤く焼けていく雲、遠くの夏雲も見る事ができ、気持ちのいい一日の始まり。この景色がお客様へのお土産に。昼過ぎにはまたまた懐かしいお客様を迎え、みんなで遊んじゃった。夜はやっぱり『食飲研修』に。この晩は『食』の部分もより充実。ランプに切り替えると『終電のない居酒屋』状態に。翌朝、早出をしたお客様、寝不足にしてしまいごめんなさい。
前橋の上に赤く染まる雲海
遠くは尾瀬・日光の山並み
海の日は山も暑い。朝方は15℃だったのが日中は25℃。そして昼過ぎから雷鳴と激しい雨が通り過ぎる。小屋の周りで気の早いナナカマドの枝がいくつか赤くなり、アキノキリンソウもちらほら花をつける。クルマユリも咲きました。穂先が赤くなっていたヤナギランは台風の風で相当に痛めつけられてしまった。これから梅雨明けで、しばらくはいいお天気になりそうですが、午後から雨が降る事もあるので早めの行動にしてください。
 『食飲研修』に参加された皆様、ありがとうございました。仕事で本物の「職員研修」の時など、いろいろ疲れを感じることもあると思います。そんな時には雁坂の夜を思い出し、とりあえず乗り切ってくださいませ。そしてまた上がってきてください。いつでも『食飲研修』を開催いたしますから。暑さには負けないで!!
今度の土曜日25日は、沢登り中に滑落した登山者を救助するための防災ヘリが水晶谷に墜落し、5名の方が殉職した日。2010年7月25日11時ごろ。更に1週間後には報道関係の方が2名亡くなる事故も発生。小屋関係者は黒岩コースを上り下りする時、自分の決めた場所で合掌をしています。5年が過ぎました。慰霊碑が『出会いの丘』にあります。
テントのお客様、テントを張った後、暑かったら小屋の方で写真など見ながら涼んでください。遠慮せずに。
*登山道の笹刈りは今週も行います。ブログをご覧になり作業中に待って頂いたお客様ありがとうございます。気づかない様子の時は大声をかけてくださいませ。
*埼玉県警山岳救助隊ニュースが更新されています。
http://www.police.pref.saitama.lg.jp/d0010/kurashi/documents/2015natsugou.pdf

2015年7月14日火曜日

いきなり夏ですか

『夏に向けての準備』を書いたのが先週。そしたら金曜から突然に夏。1950mの雁坂小屋でも日中23度。日陰で仕事をしていても汗が流れ落ちる。ゴローさんは峠から雁坂嶺までの笹刈り。どなたかのヤマレコにもその姿がアップされていました。小屋へ戻ると汗びっしょりになっているのは当たり前ですが、衣類の繊維に刺さった状態で細かい笹の葉が全身に飛び散っています。今週末は雁峠方面の作業予定です。刈ったばかりの笹の葉、濡れていると滑る場合があります。また、先週もお願いいたしましたが、すれ違いの時など大声をかけてくださいませ。よろしくお願いします。
 小屋ではヤナギランが穂先をピンクに染め始めています。急な夏の暑さに少し慌てているみたいです。それから雁峠と燕山の間でお客様が撮った『オコジョ君』の写真が宿泊棟にデビューしました。まわりを見回している愛くるしい姿。かわいいですよ。梅雨の晴れ間に小屋から見えた山々の写真。靴を脱がなくても見ていただけるように大きくして張りました。どうぞご覧ください。管理小屋には煙突カバーがデビュー。宿泊小屋にも後で付きます。
 小さく三日月の残る明け方の空で小鳥がさえずり、テント場方向から陽が上ってきます。今日も暑くなりそうです。今週も『小屋番をやっていて良かった』と思う素敵なお客様との出会いがいくつもありました。おいで頂きましてありがとうございます。
*この後はまた梅雨空に戻るのかな。台風の動きも気になります。
*今週末18日から『分水嶺トレイル』が開催されます。主催者から“一般の登山者や山小屋には迷惑がかからないように”と強く指導が出ているようです。その事もあってか、昨年夜中に選手の方がたいへん気を遣いながら水を汲む姿を見ています。雁坂峠には設定時間内に通過しないといけない関門が設定され、夕方から夜明け頃に選手の皆さんが通過するようです。
お詫び:①あまりの急な暑さのためか脳細胞が溶けて流れ出したようで、気がつくと先週の『夏に向けての準備』をすっかり消してしまいました。・・・・・と書いたりしてあわてております。とりあえず再掲載しました。メールの方には2回分が配信されるかもしれません。②14日付けメール配信で「雪の黒岩コース」が届いたかと思います。なぜだか不明ですが。まあ雪景色で涼んでくださいませ。

夏に向けての準備(7月6日の物を再掲載)

お詫び:①7月14日のブログを書いていて6日付けの記事を消してしまいました。メール配信の中から見つけ再掲載します。
メール配信を設定の方には更にお詫び。なぜか不明ですが「雪の黒岩コース」のブログもメールで配信されたようです。ごめんなさい。まあ雪景色で涼んでください。
すっかり熱中症状態です。ご迷惑をおかけします。

降ったり止んだりの繰り返し。霧が流れる静かな雁坂峠。夏にオレンジ色の花をつけるクルマユリが蕾を膨らませている。ナナカマドの花は白い塊をつくって咲いている。秋には赤い実の塊がいくつも見られそう。テント場に一本だけあるハクサンシャクナゲが咲き始めた。日当たりのいい場所でバイケイソウの蕾も大きくなってきていた。梅雨空の下でも夏に向けた準備がいろいろ と進んでいます。小屋番も7月に入って登山道の笹刈りを始めました。突出コース、黒岩コース、雁坂嶺から雁峠までの縦走路で作業を行います。刈払機での作業中は音と振動でお客様が近くに来ても気づかない事があります。 
お願い  お願い  お願い  お願い  お願い  お願い
①作業中に小石や枝などが飛ぶ場合があります。
②エンジン音がしている時は5m以内には近づかないでください。
③通る際は声をかけ、作業者の確認があってから通ってください。気づかずにしばらくお待ち頂くこともあるかもしれません。どうか大声で声をかけてください。
④雨が降っているとヘルメットに当たる雨音で余計気づきにくくなります。
⑤お客様も雨具を着ていると雨音でエンジン音が聞こえない場合があるかもしれません。くれぐれも気をつけて歩いてください。安全に作業を行います。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
先週お伝えした「みとみの道」を歩いてきました。あちこちで倒木が処理されていています。流れ出た土砂が掃いてあり歩きやすくなっていました。丸太の橋には滑りにくいようチェンソーでノコ目が入っています。増水して流れても橋を元に戻しやすいようワイヤーがかけてありました。写真を拡大するとわかると思います。また路肩崩壊の現場を見ると数本の杭を打ち込み土留めをしてあります。現場まで道具を運び込み、足場の悪い傾斜地で杭をしっかりと打ち込む作業は大変な事。わずか数mの場所でもかなりの時間がかかった事だろうと思いながら歩かせてもらいました。
*先週ブログをアップした後、山梨市の方とのメールのなかで、今回の作業は全て観光商工課の職員の方が3名で行われたとの事でした。ありがとうございました。
*金曜に上がった時にはなかったのに、日曜に下りる時には倒木が。大風が吹いたわけでもないのですが自然はそういうもの。もしゆとりがあったら道をふさぐ丸太や石をちょっとどけて登ってください。後の人が楽に歩けますから。お願いします。

2015年7月1日水曜日

みとみからの道が整備されました

丸太3本のしっかりした橋に
渡河地点橋改修前
  これまでブログで何度か載せてきた雁坂トンネルの無料化、いよいよ始まりです。
倒木1の処理後
倒木1
みとみ側から登る事が多い中央道経由のお客様から「今度は川又から登ってみようかな」と言う声をききました。
 小屋番はいままで黒岩経由で上がる事がほとんどでした。今回はみとみから登る事を考えています。黒岩から上がると雁坂峠に立つこともなく降りてきてしまう事が多いのです。みとみから登れば確実に峠に立ち、そして小屋までたどり着きますからね。
 それから、みとみからの道をこの度、山梨市が整備してくださいました。それも確かめてきたいのです。雨の時期に滑って沢へ落ちることもあった渡河部分の橋も3本丸太になったようです。
 5月の連休に、みとみからのお客様より『途中に岩が崩れている場所があった』との情報を頂きました。峠を左右に分ける見えない線。県境の関係でお客様には山梨県に連絡をしていただくようにお願いをしました。
倒木2の処理後
倒木2
 そして先日、『山梨市からお返事がきました』というメールが届きました。しかも改修の様子がよくわかる写真も添付されています。行政の素早い対応にただただ感謝。梅雨時、そして夏山シーズン、トンネルの無料化とこれから続くこのタイミングに大変うれしくありがたいお知らせを頂きました。この写真以外にも倒木など処理していただいた場所がいくつもあるかと思います。そして更に市の方から『釣り場から道の駅方面に下山する際、私道からの下る箇所ががわかりづらいとの書き込みがヤマレコにあったので新たに看板を設置しました。』とのこと。限られた予算の中で本当にありがたい限りです。
落石除去
落石場所
 連絡をしてくれたT様、連絡が入ってから直ぐに対応していただいた山梨市の観光商工課・観光施設担当の方、工事を請け負われた関係者の皆さま、ありがとうございます。

*写真は観光商工課の方から頂きました。

路肩崩落個所
路肩補修


路肩補修


新しく設置された案内板




*写真がうまく張り付いてくれず、変な空間がっできていますが、じっくりご覧ください。
写真はクリックすると大きくしてみることができます。













 梅雨時にも目を凝らすとこんな発見が・・・・20日に、みとみからの道すがら「カモメラン」が咲いていましたとkiyopon様に見せていただきました。雨降りの今の時期も足元には色々珍しい、新しい発見ができそうです。